親の介護 その1 父の入院

親の介護

自分の体力がちょっと下がってきたかなと感じ始めた頃、親の体力はもっと下がって来ています。80代の親のはなしです。

実家が歩いて行ける距離のせいか、いつでも行けると思ってなかなか顔を出さなくなったある日、父が入院する事になりました。

きっかけは、転倒して頭を打ち病院に運ばれたところ、頭の傷は問題ないが熱があるので調べたら、胆嚢が石で詰まり、そこで炎症をおこして熱が出て、結果フラフラして倒れたのだろうとのこと。

胆石は亡き祖父、父、自分と、三世代で経験したことになってしまいました。でも父は胆石特有のあの苦しい痛みはなかったそうで、それで放置されていたのだろうと。胆嚢の中が石が石でパンパンだったそうだから。

胆嚢も手術で摘出、あとは傷が癒えれば退院のはずだったのですが、何が父の癇にさわったのか、病院で出るご飯を食べてくれません。塩味がなく甘ったるいおかずが食べられないと言って。
それ以外にも看護師の態度が悪いとかこの病院が信用できないと行って食事を食べず、リハビリも拒否。

元々頑固モノではありました。
何度か入院もしていて、ひとくちふたくち口にしてまずいからと言って残す事はしょっちゅうでしたが、ここまで食事を拒否するのははじめてです。
1〜2週間で胆石の手術の傷は治ったのですが、いかんせん食事をしていないので体力が落ちてしまい、そんな中リハビリができるわけもなく、二ヶ月近く居たのですがこの病院にはこれ以上居る事ができなくなりました。ただそのまま家に帰す訳にもいかないので、リハビリ用の病院に転院となります。

ちょうど、実家の目の前の病院がリハビリを得意とする病院で、そこで受け入れてくれる事になりました。

転院してから数日、すっかり体力の落ちてしまった状態で、とにかく食事をとってもらおうと怒ったり説得したりいろいろやっている最中です。
好き嫌いの激しい父なので、今度の病院でもほとんど食べてくれなくて、かろうじてアイスやゼリーは食べてくれます。先生の許可がおりればふりかけや海苔の佃煮などで味を調整できるので、今はそれを待っている所です。

転院先の看護師さんは、かなり親身になってくれるかたが多いです。それに比べると手術をした前の病院の看護師さんは、よそよそしかったイメージがあります。一人言い方がきつい看護師さんがいたそうで、見舞いに来た人に対しても荒い物言いだったそうです。(僕は会った事ない人なのです)

病院内でも、その看護師さんの話を別の看護師さんにすると、あの人はそういう人なので〜と悪い意味で有名だったようで。でも転院する最後の日に父に謝りに来たそうです。なんか色々ドラマがあります。

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