羊毛フェルトでペットの姿を自分で作る!羊毛人形。

創作

羊毛フェルトとは?

羊毛フェルトとは、羊毛のかたまりを専用のニードルで差し固めて形を作る方法です。
最近は100円ショップでもキットが売っているので見かけたことがある人も多いでしょう。

針先が特殊な専用のニードルで刺し固めて形を作っていきます。

骨として針金を入れておくと、作った後も形を多少調整できます。
針金には、モールなど巻いておくと羊毛との絡みが良いです。

芯に発泡スチロールやウレタン、新聞紙などでカタマリを作っておくと羊毛の節約になるし、型が安定します。大きめの作品を作る時には、必ずやっておきましょう。でないと大量の羊毛を消費することになってしまいます。

目玉はドールアイ、鼻はドールノーズを使うと楽。目や鼻も刺して表現する事も可。

ペットの特徴をとらえる。

いきなり写実的にペットの形をそのまま作ろうとすると、失敗します。
まず、紙に完成予想図を描いてみましょう。

下書きを描きます

その時、多少なりともディフォルメすることでその犬種の特徴が出てきます。
例えばチワワだったらアップルヘッドと大きな耳や目、ダックスフントなら長い鼻筋と長い胴体、というような感じで。犬種の特徴プラス飼い犬の個性的な部分を取り入れるとさらに思い入れのできる作品ができると思います。
毛の特徴的な模様とか、尻尾がちょっとまがっていたり、飼い主が把握していて自分の子だとわかる特徴を積極的に取り入れましょう。

フェルティングに使うニードルは鋭いので、慣れている僕でも一個の作品を作る間になんども指を突いてしまい、血を出しています。慣れてくると刺すスピードが上がってきて標的からはずれてしまうので、指を刺さないよう注意しましょう。

中盤、ひたすら差し固めていると、力加減がわからなくなって針を折ってしまう事もあります。ただ折っただけでなく、折った先が羊毛の中に残されてしまった事があります。そんな時はペンチをその残された針先めがけてグイッと入れ込んで、引っ張り出します。刺さったまま作品を完成させてしまうと非常に危険なので、気をつけてください。

一本の針でひたすら刺していた時、ふと二本をガムテープで繋げたら効率よく刺せることに気がつきました。
そしたらそのような商品はすでに出ていて、三本刺しのニードルが販売されていました。

鋭い針を使うので、小さいお子さん一人でやるのは危険です。かならず親御さんが見ている所で作業してください。

ペットを飼っている人ならたくさんの写真を撮っていると思います。その中から良い写真を選んで、見本にしてください。
ちなみに僕の飼っているチワワのブログは、こちら⇨「チワワのポルン」https://polun.pet

立体作品の展覧会に出した事もあります。

この展覧会を見たダックスを飼っている方から作品の注文を受けました。いろんなアングルからの写真を預かり、そこから作りました。

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